ビルコム株式会社のクラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」。2018年7月末時点で累計70ブランド以上に導入いただいています。
デジタルコンテンツ配信事業やオンラインレンタル事業、オンライン英会話事業、太陽光発電事業など、多様な領域で事業・サービスを展開する合同会社DMMさまもPR Analyzer導入企業の1社です。
今回は、DMM流PR効果測定の考え方やPR施策、PR Analyzerを導入いただいた経緯や導入前後の変化などについて、同社マーケティング本部の長瀬七夕さま、梅原健太朗さま、門野彰宏さまにお話を伺いました。
長瀬:マーケティング本部 マーケティング部所属の広報は4名で、ひとりが5〜6サービスほどを担当しています。DMM英会話、DMM GAMESにはそれぞれ専任広報がいます。
門野:私の部署(メディアマーケティング部)で担当していました。現在は1年に500本ほどのプレスリリースを出していますが、以前はそこまで本数が多くなかったですし、外部からの問い合わせ対応が主でしたから。
門野:はい。直近5年くらいですね。なので本来の業務(マス広告出稿)と広報業務を兼務できる量でしたから、会社として広報部門が必要というほどでもなかったんです。
長瀬: Webコンテンツを中心にサービスを展開していた当社が、広報活動を戦略化させたのは、2016年の1月でした。 今まではWeb広告を中心とした集客活動を行ってきましたが、モノづくり事業を始め、アニメやアフリカ事業など、Webコンテンツ以外のサービスが多くリリースしたことで、広告で見てきた集客や収益とは別にPR戦略が必要だと判断したことが背景になります。
長瀬:2014年に新卒で入社して、石川県内の事業所にいました。年間1000本近いプレスリリースの配信をするのが業務でした。
長瀬:はい。DMM全体の最新の状況を把握していて、かつメディアとつながりやすいポジションにいるのが、大量のプレスリリースと向き合ってきた私だったので、声がかかったのだと思います。
長瀬:半年ほど、東京―石川を週3日ほど行き来する生活でした。広報の先輩がいないので自分なりに考えながら動いて、メディアとのリレーションがつかめてきたころ、広報経験者の梅原さんが入社してくれて。
長瀬:主にはプレスリリースの配信です。PRメッセージやストーリー、施策を考えたり、メディアの事前取材に対応したりしています。
広報部は各事業部とメディアをつなぐパイプ役でもあるので、いろいろな事業部の営業担当やシステム担当とコミュニケーションをとるために、4フロアほどある執務フロアをよく歩き回っています(笑)。
長瀬:会って話すほうがチャットよりも早い場合があります。それに、情報を深掘りできるメリットもあります。そこでやりとりした内容や得た情報をプレスリリースに反映することができ、サービスやコンテンツへの評価が上がっているのを体感しています。
長瀬:Webのクリッピングを見ることにいっぱいいっぱいで、マスのクリッピングに目を向けられなかったことでしょうか。梅原さんが入ってくれてから、マスの露出が増えたので、丁寧に追っていきたいなと思ったんです。
そこで、効果測定ツールの導入を検討し始めたとき、レバレジーズ株式会社で広報をされている吉田ハルカさん(>事例記事リンクhttps://app.pranalyzer.jp/info/customers/leverages/)のブログを見まして。
PR Analyzerと他社ツールを丁寧に比較していて、手頃な料金や豊富な機能、複数人でログインできる点などに魅力を感じて導入を決めました。
長瀬:マスのクリッピングが毎週大量に届くのが楽しみです(笑)。競合他社の記事もクリッピング登録して、どういう媒体に露出しているのか見るのも面白く、ためになります。PR Analyzer導入前はGoogleのニュースタブを検索して調べていたんですけどね。
長瀬:かなり大変です(笑)。サービスも大量にありますし。
梅原:それに関連して言うと、1サービスごとにPR Analyzerのアカウントを作りたいくらいです(笑)。タグ機能の使い勝手が良くて気に入っていますが、当社のサービス数があまりにも多く、サービスごとに見たいなって気持ちもあります。
長瀬:記事の掲載件数や広告換算費、Facebookでの波及数、NewsPicksやYahoo!ニュース、ユーザーがシェアしたSNS投稿に付くコメントの論調、他社ツールを使って出す想定PVなどを見ています。
長瀬:私たち広報部はマーケティング部のトップ、各事業部のトップと話をします。各自とくに大事にしている指標が違っていて、ある人はSNSでの波及数だったり、SEOの順位だったり、広告換算費だったりします。
だからこそ定量化できるものはできるだけ定量化しますし、定性的なものもおざなりにしないようにしています。広報界隈の長年の課題ですが、社内で理解されにくい・評価されないくいというものがあります。私は自分が努力した結果が正当に評価されるにはどうしたらいいのだろうと考えた結果、評価者だけでなく携わった方も理解できるように複数の評価指標を設けることにしました。その結果、全社的に広報が理解されるようになりましたが、算出作業に工数がかかってしまうのでそれをいかにこのツールを使って効率的に算出できるかが今後の課題です。
※スマホでクルマの写真を撮るだけで、クルマの査定と売却が簡単にできる中古車買い取りアプリ。クルマ本体・メーターパネル・車検証の3点を写真に撮り、クルマの色や事故歴などのいくつかの質問に答えると、クルマの査定額が即表示される。
DMM AUTO は当社のサービスのなかでも、ターゲットを絞り込んだニッチなサービスです。万人受けは狙ってなくて、クルマを持っていて、手軽に売りたい人向けのもの。既存サービスとのシナジーがほぼないのも特徴です。
業界紙など初めてお付き合いする媒体も多く、慣れないこともありました。それでも、事前取材も5〜6媒体引き受けて、記事の切り口や使う写真もすべて異なるものにできたので、結果的にうまくいったと思います。
プレスリリースは電車通勤するサラリーマンに読んでもらうのを想定して朝6時に出したところ、Twitterトレンドにも入りました。事前取材でビジネス系の媒体への露出が決定していたので、朝の通勤時間を狙って出したことも功を奏したのかなと。
サービスを認知してもらうのはもちろん、「テクノロジーによるクルマ売却を通じたクルマとの全く新しい付き合い方」を提案したいという、私たちのメッセージも業界内外で好意的に受け止められたと感じています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003070.000002581.html
長瀬:PR Analyzerを導入してから、広報部としてできることの幅が広がりました。先にお伝えした自動クリッピング機能にはかなり助けられています。クリッピングを元にリストを作って、新たな媒体へアプローチしていきたいです。
もう一点、記事が出たことをゴールにせず、記事を読んだ人の反応を追いかけ、どう受け取ったか、どう感じたかというところまで、事業部にフィードバックできるようにしたいです。
当社は後発参入ともいえるサービスも多いです。記事を読んだ人が当社のサービスに何を感じ、何を求めているかをすくい上げ、それらを適宜サービスに反映し、他社サービスと差別化し、より良いものを世に出していきたい――。広報業務を通じてそんなことができたらなと思っています。
PR Analyzerに興味を持たれましたら、是非こちらよりお問い合わせください。
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